名作 ネコとタチ レズビアン協奏曲
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タイトル 名作 ネコとタチ レズビアン協奏曲
シリーズ名 名作 ネコとタチ
メーカー品番 MTES-088
動画時間 179分
発売日 2022/11/25
カテゴリ ドラマ
レーベル 名作ポルノ
ヘンリー塚本監督
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オマージュ小説
月影に濡れる湯宿の調べ
風にそよぐ杉の葉が、遠くでざわめく。 六月の夕暮れ、川辺に佇む木造の湯宿は、まるで時が止まったように静かだった。
「あなた、ここまで来て本当に大丈夫なの?」
薄紅色の浴衣をまとった千紗が、障子の向こうからそっと囁いた。 その声には、ためらいと、消えそうな熱が混じっている。
「いいの、もう決めたことだから」
深雪は静かに答えると、そっと灯りの油を絞り、部屋に柔らかな明かりを灯した。ふたりきりの八畳間には、白檀の香がほのかに漂っていた。
千紗は膝を折り、深雪の隣に座る。浴衣の裾がふと開き、滑らかな膝頭が覗いた。 ふたりの視線が、静かに交差する。そこには、女同士という理屈を超えた、何か確かなものがあった。
「……思い出してしまうの。初めて手を触れた日のこと」
深雪が言うと、千紗はほんの少し顔を伏せ、唇を噛んだ。
「私はずっと、あなたの手が恋しかった」
その声は、夕暮れの川音とともに、胸の奥に落ちていく。
やがてふたりは、言葉を交わさぬまま、そっと身体を寄せ合った。 千紗の指が、深雪の髪を梳く。 その指先が耳をかすめ、頬に触れると、深雪は静かに目を閉じた。
吐息が混ざる距離。 唇が触れ合ったのは、偶然ではなかった。 やわらかな温もり、そして少しだけ湿った感触。
千紗の指が、深雪のうなじから肩へと滑り降りる。 浴衣がほどけ、白い肌が月明かりに浮かび上がる。 恥じらうように見上げた深雪の眼差しに、千紗の喉が微かに震えた。
「きれい……あなたは、本当に、綺麗」
ふたりの身体が重なり合い、畳の上に静かに倒れる。 月の光が障子越しに差し込み、ふたつの影をひとつにした。
深雪の手が、千紗の胸元をそっと撫でる。 その動きは恐る恐るでありながら、確かな熱を帯びていた。 千紗は目を閉じ、唇を少しだけ開いて、甘い吐息を漏らす。
その吐息は、湯けむりに似た熱を帯びて、室内を満たしてゆく。 どちらからともなく交わる舌先。柔らかな胸が重なり、肌が肌を求めて擦れ合う。
互いの熱を確かめるように、指先が奥へと導かれる。 深雪が千紗の腰に手を添えた瞬間、千紗の喉から小さく甘い声が漏れた。
熱の中で、ふたりは幾度となく名前を呼び合う。 それは、世間から遠く離れたこの湯宿だからこそ許される、静かなる情熱だった。
やがて夜が更け、月も高く昇ったころ、ふたりは静かに寄り添っていた。
「ねぇ、また来よう。この宿に」
千紗の声に、深雪はそっと微笑んで、頷いた。
——誰にも邪魔されぬ場所で、あなたとわたしだけの秘密を育てたい。
外では川がさらさらと流れ、紫陽花がそっと揺れていた。
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